東大差し替えの成功者が語る、差し替え受験生の学習ペース

ドイツ語
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この記事は主に東大の差し替え受験・共通テストのドイツ語受験を考えている人を対象としています。まだまだ「大学受験のドイツ語」というジャンルでは、予備校なども手を付けておらず情報自体が少ないため、学習順序のような記事も必要であると考えました。

1,単元

オススメの学習順序を下の表にまとめました。英語とは異なるような単元を太字にしました。

学習順序

注意すべき単元を抽出します。

単元注意点
日本語でいう「が」「の」「に」「を」が多くの場合、1格・2格・3格・4格に該当するような概念です。
形容詞の格変化にもつながる重要な内容ですので、自然に語尾が頭の中で出てくるようにしましょう。
名詞の性すべての名詞に、「男性」「女性」「中性」という属性がついて、それによって定冠詞や名詞を修飾する形容詞の語尾などが変化するため、面倒ですが覚える必要があります(一部のみ規則あり)。
定型後置副詞節(~するとき、~するので、など)や関係代名詞などの中で、動詞が一番最後に(!)来ること。
分離動詞英語に慣れているとかなり不自然に感じる語順になりますので、分離動詞に語順に慣れればドイツ語にもかなり馴染んだと言えるでしょう。

2,時期

大まかな年間計画

1で述べた単元を、夏休みの終わり(9月末)までに『マイスタードイツ語』などで一通り終わらせられると理想的です。しかし、それは文法のことであり、単語は常に増やしていくようにしましょう(名詞の性とセットで覚えると後々役立ちます)。
秋からは、問題集のn周目をやりつつ、過去問(『ドイツ語、もっと先へ』)に入っていけるとよいでしょう。また、浪人の方は前に受けた時の外国語の問題冊子の後ろにもついています(解答はおそらく見つかりませんが)。なお、2021(令和3年),2022(令和4年),2023(令和5年)度の差し替えドイツ語の問題、解答解説は以下の記事になります。

【2021】東大差し替えドイツ語を差し替え成功者と見る
以前に2022年の東大差し替えドイツ語の解説記事を書きましたが、予想よりは見て下さる方が多かったため、2021の分も解説していきます。 差し替えドイツ語2022年についての詳細は以下の記事もご参照ください。 問題 Ⅳ 次の文章を日本語に訳し...
【2022】東大差し替えドイツ語を差し替え成功者と見る
2022年度の東大差し替えドイツ語の解答と解説を書きます。
【2023】東大差し替えドイツ語を差し替え成功者と見る
2023年も差し替えドイツ語の問題が手に入ったので、解いていこうと思います。 2022年度のものはこちらです。 問題 Ⅳ 次の文章の下線部を日本語に訳しなさい。 (下線部有りの段落)Im taglichen Leben bezeichnen...

ただし、共通テストをドイツ語で受験する方は、東大とは別に過去問を解く練習が必要です。なぜなら、東大の差し替え問題では和訳、文法のみで済むのに対して、共通テストでは読解発音アクセントの問題なども入ってくるからです。
参考までに2022(令和4年)度の共通テスト本試験のドイツ語の解説は以下の記事になります。

【2022本試】共通テストドイツ語を差し替え成功者と見る
共通テスト対策の参考書も一般の科目であれば星の数ほど出回っておりますがドイツ語はほぼ存在しないため、共通テストドイツ語を実際に解いてみて私の解いている感覚を交えて解説を進めていくことにより、ほぼ同じ立場で一緒に勉強していきます。
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