第1問 発音・アクセント、単語、活用
問1 発音
このことから考えると、①Abend+Essen, ②Hand+Arbeit, ④Mund+Artは元の単語の1つ目の単語末ですが、③は異なります。
問2 発音
問1と同じように考えて、②だけ2要素に見えますので、これが確からしいです。実際に正解は②です。
問3 アクセント
私は間違えました。アクセント問題は英語・ドイツ語問わず苦手です。アクセントには法則があることにはあるようですが、ほとんどの単語には適用できません。なので分からない時は完全に勘です。
正解は④です。
問4 3人称単数の現在形(不規則)
上のコツを使えば、hebenとstehlenに絞られますが、3人称単数現在形で不規則になるものは、③のstehlen(盗む)→stiehltのみです。私はここの2択で間違えました。
問5 過去形
これは問4のコツを用いれば、②のtrinken→trankしか残りません。
問6 名詞の複数形
残念ながら問2と同じく、たまたま知っていなければ解けない問題です。というのもドイツ語の名詞の複数形も、規則だけではほとんどの場合をカバーできないからです。
①Arm(m.腕)→Arme、②Typ(m.型)→Typen、③Uhr(f.時計)→Uhren、④Bild(n.絵)→Bilden
問7 名詞のグループ分け
A.調味料(オリーブオイル、胡椒、塩、からし)
B.施設(駅、映画館、市庁舎、競技場)
C.自然(川、海、谷、草原)
①ヒゲ、②教会(B)、③山(C)、④酢(A)
第2問 文法
問1 前置詞の格支配
nebenの格支配は3,4格です。Studium(n.研究)に注意すると、ここでは「移動」を表さないので3格の④demになります。全文の訳は「彼は研究の傍ら、あるスーパーマーケットでアルバイトをしている。」
問2 再帰動詞
“sich(4格) beeilen”で「急ぐ」という再帰動詞です。主語がwirなので再帰代名詞は②unsです。訳は「私たちは急がなければならない。さもないとバスに乗り遅れてしまう。」
ついでに“…,sonst~.”は「…(義務的なこと)。さもないと~(損すること)。」という定型表現です。
問3 関係代名詞
私は、Weihnachtslied←Lied(n.歌)の名詞の性が分からずに間違えました。関係節を元の文にすると
Man in Japan gern singt ein Weihnachtslied. (日本ではクリスマスの歌が好んで歌われます。)
中性4格の定冠詞であればよいので、①das。訳は「君は、日本で好んで歌われているクリスマスの歌を知っているか?」
問4 前置詞の用法
Uhr,kaufen,100 Euroなどとあるため、訳は「この時計を私は100ユーロで買った。」と取れるでしょう。正解は①fürで「交換」の用法です。この前置詞は形から予想が付く通りに英語でいう”for”で、”exchange for”などという表現から推測も可能です。
問5 受動態
訳は「この品物は3日以内に発送されなければならない。」です。Waren(n.品物)、abschicken(分離動詞、送る)
問6 現在完了のhaben支配かsein支配か
ここでは、目的語が”meine Tante”と4格になっているため、主語のichに合わせて④habeが正解です。訳は「毎年、私は伯母のもとを訪ねた。」
問7 形容詞の変化
ここでは形容詞の変化が問われます。ドイツ語では英語と異なり、形容詞一つ使うのにもわざわざ語尾変化が必要です。しかも3つのパターンがあります。前にdieser型(定冠詞型)の語が付く場合、前にmein型(不定冠詞型)の語が付く場合、無冠詞の場合です。ここでは1つ目に当たり、就職する語句がMantel(m.上着)であるため、④schwarzeが正解です。訳は「この黒い上着は君によく似合う。」
重要な表現も紹介します。”(主語は服飾品) passen (人の3格) gut.”で「~は(人)によく似合う」
形容詞の変化については習熟に時間がかかりますが、効率よく身に付ける方法は以下の記事で紹介しています。
問8 熟語
訳は「ベルリンへの往復券を頂きたいのですが。」
「行き来して」は、hin und zurückです。
第3問 語句整序
センター試験英語で存在した、穴が空いている文章を完成させる問題です。しかしそれよりは易しいです。なぜなら、文章に占める穴の割合が小さく、また日本語がその上にご丁寧に書いてあるからです。
問1
並べ替えた文は下の通りです。正解は①→④
Ich werde ab morgen jeden Tag zu Fuß zur Arbeit gehen, weil ich gesund bleiben möchte.
・熟語は zu Fuß 「徒歩で」。gehenがあるから予想は付きますね。
・早速、weil以下の副文で定形後置が登場してます。語句整序での定形後置の引っかけは頻出です。
・迷う2つはweilとdennでどちらも理由を表します。weilは定型後置が起き、dennはそのままの順序です。仮にdennを用いると”denn ich möchte gesund bleiben.”となり、穴の位置が一致しないため不採用です。
問2
並べ替えた文は下の通りです。正解は②→⑤
Er war sehr müde und hatte keine Lust, nach der Schule mit seinen Freunden schwimmen zu gehen.
・Lust haben + zu不定詞で、「~する気がある」
・ここでも、zu不定句で定形後置。
・おそらくwillをhatte(habenの過去形)と混合させたかったのでしょうか?
問3
並べ替えた文は下の通りです。正解は③→②
Wir haben gehört, dass (nächste Woche) eine Gruppe (von Fachleuten aus China) unsere Fablik besichtigen wird.
・定形後置の際は、動詞+助動詞の順番になります。
・迷う2つの選択肢はwird(未来の助動詞werden)とplant(動詞planen)です。しかし、品詞が違いplanenは”planen+zu不定句“で用いるため、不採用です。
問4
問3
並べ替えた文は下の通りです。正解は⑥→①
Es ist noch nicht sicher, wann man auch [auf dem Mars (wie auf der Erde)] leben kann.
・ここまで4つすべてで定形後置が出てきましたので、いかに定形後置が重要かわかりましたか?もしもそれを忘れると、5点×4=20点を一気に失うことになります。
・迷う2つの選択肢はwieとalsでどちらも「~のように」となりますが、かかる語がauf der Erdeと前置詞の付いたものであるため、alsではダメです。