【井の頭線以外も可】東大駒場キャンパスの通学経路をすべて「徒歩で」たどってみた

東大生活
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裏門
数ある門の1つ、「裏門」。正門に比べて知名度こそないですが、利便性は上です。

東大へ初めて行く人が「東大駒場 アクセス」と検索して出てくる東大公式の情報は当然正しいですが、路線によっては遠回りであったり、 面倒な乗り換えを伴ったりします。
そこで現役東大生が、「東大駒場キャンパスの新・アクセス(交通案内)」 を書いていきます。

本郷キャンパスからのルートについてはこちらの記事を参照してください。

駒場1・本郷キャンパスを行き来する短時間で安価な方法
東大駒場1キャンパスと東大本郷キャンパスとの間の移動は人によっては結構行うものですが、そんな時の効率の良い移動方法を伝授いたします。2年のAセメスター(2学期)の学生、教員の方々、駒場再履修の学生、五月祭の準備などなど、意外と機会はあるものです。

東大駒場キャンパスに向かう人が、いったいどのルートで行けばよいのかを、次の目次や項目1で見つけていただいて合うものを選択すれば、徒歩のルートも分かります。それによって、通学定期券を作る際に、合理的な経路を作ることができます

分かりやすいように、地図上にルートを描いて、所々に実際に撮影した写真を、丸囲いの矢印で視点も分かるように添付しました(作業中)。

大学入試や資格試験の会場で使用される日では入口が制限される可能性がありますので、お知らせ等をご確認ください。

 下の表から目的のものを見つけて、目次から直接その項目をご覧になられるとよいでしょう。

駅名徒歩と入口対象路線備考
渋谷
(JR[山手線,埼京線,湘南新宿ライン]
メトロ[銀座線,半蔵門線,副都心線],
東急東横線)
17分、炊事門
(20分、裏門)
JR
東京メトロ
東横線
交通の便が良い
駅周辺の発展度合いが◎
駅構造は複雑
代々木上原
(メトロ千代田線,小田急)
12分、裏門東京メトロ
JR常磐線
小田急
交通の便が良い
ルートが分かりづらい
代々木公園
(メトロ千代田線)
14分、裏門東京メトロ
JR常磐線
東大本郷まで1本
歩道の質が最も高い
小田急代々木八幡とほぼ同位置
東北沢
(小田急)
12分、北門小田急各停のみ
ルートがほぼ一直線
池尻大橋
(田園都市線)
15分、正門田園都市線各停,準急のみ
東大生の数から需要あり
下北沢
(小田急)
20分、正門小田急駅周辺の発展度合いが○
道路の起伏が激しい
駒場東大前
(井の頭線)
1分、正門井の頭線/京王線
JR中央線[西部]
各停のみ寂れている
(門までの)徒歩は最短
徒歩で迷わない

①渋谷(JR,メトロ,東急)

渋谷から東大駒場までのルート
© OpenStreetMap contributors / CC BY-SA
丸で囲った矢印は、写真撮影の際の場所と向きを表しています。
炊事門(外から撮影)
炊事門。奥にある建物は通称「数理棟」と呼ばれている建物です。
炊事門(開門)
門が途中で折れ曲がっている形なので、開いている箇所の見落としに注意

ルート自体の難度は高くないですが、渋谷駅の周辺・構造がやや複雑な気もします(これは徒歩時に限った話でもないが)。あまり乗り換えのみでは使いたくない駅です。そのため、メトロ利用ならば前述の代々木公園を利用した方が単純かつ徒歩が短いと思います。

また、入構するときの門である炊事門から食堂・体育館・図書館などは近いので便利です。

②代々木上原(千代田線,小田急)

代々木上原から東大駒場までのルート
© OpenStreetMap contributors / CC BY-SA
丸で囲った矢印は、写真撮影の際の場所と向きを表しています。

かなり使い勝手の良い駅ですが、学校にたどり着く途中の入り組んだ住宅街の路地のためなかなか突破が困難です。そのため、初めての人は地図を確認しながらでないと、実際の時間よりも多くかかります。なので、地図上の位置と見える風景が一致するようにすれば迷いにくくなります。

千代田線の当駅始発で帰りたい人にとっては便利です。

③代々木公園(東京メトロ千代田線)

代々木公園から東大駒場までのルート1
© OpenStreetMap contributors / CC BY-SA
丸で囲った矢印は、写真撮影の際の場所と向きを表しています。
代々木公園から東大駒場までのルート2
© OpenStreetMap contributors / CC BY-SA

メトロ料金のみで(乗り換えも含めれば)あらゆる地点とつながる便利な駅です。特に東大本郷と行き来する方はここから千代田線根津まで一本で行けるので重宝するでしょう。
ちなみに当駅と小田急線代々木八幡はほぼ同じ位置です。

(注1)下の地図では機能の都合上、裏門付近が横道にそれています。実際は大通り(山手通り)をまっすぐ行くことができますので、もう少し楽です。

(注2)山手通りの「富ヶ谷交差点」は横断歩道がないため、歩道橋を渡って交差点の対角線上まで進みます。

著者
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歩道も歩行者用と自転車用と別れている上、道幅も広いため、気楽に歩けます。

④東北沢(小田急線)

東北沢から東大駒場までのルート
© OpenStreetMap contributors / CC BY-SA
東北沢駅前
道中に東大生にも人気の「千里眼」があります。
北門」。少し錆びています。

東口を出ると小ロータリーの奥に車の通る通りがあります。そこを右に曲がってずっと道なりに行くと、北門にまずたどり着きます。ルートが一直線でとても分かりやすいです。

北門から入る場合には関係ないですが、さらにまっすぐ行くと巨大な交差点(山手通り)が見えます。そこを右に少し行くと裏門があります。

⑤池尻大橋(東急田園都市線)

混雑の激しさで有名、そして受験に熱心な家庭が多いことで有名な田園都市線。そのため、たぶんこの路線から来る東大生も多いでしょう。
一部の人から熱狂的な人気を集める某東大医学部卒のルシファー氏は田園都市線あざみ野在住(本人Twitterより)。彼はここから通学していたのでしょうか…?彼が国家試験に受かるのが楽しみです。応援してます

池尻大橋から東大駒場までのルート1
© OpenStreetMap contributors / CC BY-SA
駅周辺部。下の図に続きます。丸で囲った矢印は、写真撮影の際の場所と向きを表しています。
池尻大橋から東大駒場までのルート2
© OpenStreetMap contributors / CC BY-SA
学校周辺部。
 

⑥下北沢(小田急線)

 若者の街、舞台の街、下北沢。小田急で各停への乗り換えが面倒な人、立ち寄るところがある人は東北沢ではなくこちらでも可。電車は何でも停まるため、大きな人口を抱える小田急線沿線からも多数の東大生が来るでしょう。

⑦駒場東大前(井の頭線)

駒場東大前

正門を通るルートの方が簡単なのでそっちを紹介します。渋谷寄りの階段を上って、改札を出てです。門までの距離は一番短いですが、結局行き先の建物によってはやや歩くという結果になります。

電車に関しても日中8分間隔の各停のみのため面倒と思われるし、他の路線からもいけるのでわざわざ遠回り&初乗り料金にはまる東大生が多くいます(授業後に東大生で混雑するという写真を見たことがあるが、そんな井の頭線沿いに住んでいる人が多いのか…?)。

まとめ・注意

使い勝手の良い駅から行くと徒歩の長さが10分を超えたりします。そのため、疲労時・緊急時・悪天候時・体力に自信のないイカ東などは、井の頭線で駒場東大前に向かうことが、(目的の建物によるが)徒歩が短くなるでしょう。

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