【2022本試】共通テストドイツ語を差し替え成功者と見る

ドイツ語受験
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第6問 物語

センタードイツ語2022
Suche(探し物)のポスターを見る人

共通テストドイツ語の物語を読み始める前に

  • 問題文の日本語を見るなどして、登場人物や場面を大まかに把握しておく
    • 最初から本文を読むと、しっくりこないかもしれません。
  • 出来事の順番について用心する
    • 問1で順番が問われるため。また、順番を決定できれば自然とあらすじが(ほぼ)完成する問題設計になっているから。

問1 出来事の順番を並べる問題→あらすじの完成
④金持ちの男は自分の袋を無くしたことに気づいた。
↓(10本の銀棒を報酬とした)
②正直者の発見者がお金を戻した。

金持ちの男はお金が帰ってきて嬉しかった。
↓(「80本銀棒があったのに70本しかないから、発見者が10本抜き出した」と金持ちの男は言い、発見者に報酬を渡さなかった)
・金持ちの男と発見者は、裁判官のところに行った。

①発見者は裁判官に、どのようにお金を戻したのかを語った。

裁判官は金持ちの男の悪い企みを見抜いた。

⑤判決が言い渡された。

問2
この物語で問題となっているのは、
金持ちの男…報酬10本の銀棒を支払いたくないから、実際は70しかないところ、80入っていたと言い張った。
発見者…そもそも袋を開けてすらいないから抜き取る余地がない。
ということです。よって、が正解。

問3
P22の下部からP23にかけて裁判官が「発見者よ、70本の銀棒を無くした者が来るまでそのお金を持っていなさい。」と言い、金持ちの男には「80本の銀棒を見つけてくれる者が来るまで、辛抱強く待っていなさい。」と言ったので、が正解。

問4
「金持ちの男はお金が戻ってこなくて、膝から崩れ落ちた」が正解です。

問5
問1の説明より、③④が正解です。

第7問 記事

評論では1段落ごとに1つの問題があることが多く、その中心的な内容を段落ごとにまとめながら読み進めていくと、内容についていけなくなることが少なくなります。

問1
私は間違えました。「研究者は( 45 )ということを発見した。」
①レム睡眠(期)は夜に90分間続く
②夜に90分ごとに、レム睡眠が存在する (alle 90 Minuten: 90分ごとに)
③4~6回のレム睡眠の90分後、目が覚める
④4~6回のレム睡眠は合計で90分間続く (insgesamt: 合計で)
となっていますが、表現の似ている選択肢につき、じっくりと本文と比べていかないと決めることが難しいです。第1段落の全訳も下に書きました。よって正解はです。

<第1段落>
深い睡眠と軽い(浅い)睡眠が存在することが知られている。専門家たちは軽い睡眠の間、両目は頻繁に行ったり来たり運動することを見つけてきた。そんな軽い睡眠段階は、目が忙しなく動きながら、90分リズムで一晩4~6回始まり、それぞれ長く続く。この軽い睡眠段階は「レム睡眠」と名付けられ、深い睡眠段階は「ノンレム睡眠」(と名付けられた)。

問2
「ノンレム睡眠の間の夢はしばしば( 46 )である」
①phantasiereich 想像力豊かな →レム睡眠での話
②einfarbig 単色の
③realitätsnah 現実的な
④chaotisch 混沌とした
第2段落の6行目で、Die Träume aus dem tiefen Schlaf der Non-REM-Phase waren näher an der Wirklichkeit (ノンレム睡眠期の深い睡眠からの夢は、現実にとても近かった)と書いてあるため、正解はです。

<第2段落>
睡眠の研究家は、人間はレム睡眠期の軽い睡眠の間のみ夢を見ていると長い間考えていた。それから私たちはノンレム睡眠期にも夢を見るが、レム睡眠期におけるものとは異なるということを発見した(anders als: ~と異なり)。実験では、被験者に自分の(見た)夢を語るように頼んだ(gebetenはbittenの過去分詞で、jn+bitten+zu不定句で「(人)に~するように頼む」)。その結果は次のようになった。ノンレム睡眠期の深い睡眠による夢は現実にとても近かった一方、レム睡眠期の夢は想像力豊かなものであった。

問3
「睡眠時、脳は( 47 )」
①日中の創造的な活動時と同様に働いている
②働かず、全くエネルギーを必要としない
③日中よりも創造的に働いている
④日中の半分しか働いていない
第3段落の全訳を載せます。すると正解はです。
根拠となる箇所に比較表現が使われています。抜粋すると、Im Schlaf arbeitet das Gehirn genauso aktiv wie bei kreativen Aktivitäten.

<第3段落>
睡眠時も脳は血行があり(durchblutet werden)、創造的な活動時と同じくらい活発に働いている。例えば、絵を描くことや詩を書くことである。しかし、一体何を睡眠は脳にもたらし、いつ睡眠時に休ま(ausruhen)ないのか?

問4
「17歳の人にとって15分の睡眠で充分である。なぜなら( 48 )からである」
①睡眠の間、身体的な問題がなかった
②身体の回復のためにあまり睡眠は必要ではなかった (Erholung: 回復)
③12日目に充分に夢を見ていた (am zwölften Tag: 12日目に)
④普段通り5時間寝ていた
第4,5段落の全訳を載せます。すると正解はです。

<第5段落>
深いノンレム睡眠期はその上、寝る人を身体的にも再生させる(herstellenは「生産する」分離動詞)。そのため、特別たくさんの休息時間は必要(notwendig)ではない。1965年、17歳の人を11日間起こしたままにした。12日目に彼が眠りに入り、そして15分後に目を覚ました時には体が再び元気になっていた。

問5
「ノンレム睡眠期を通じて、( 49 )」
①夜よりも昼の方が学習する
②より良く集中できる (sich konzentrieren: 集中する)
③身体を回復する
④記憶が消される (Gedächtnis: 記憶、löschen: ~を消す)
問4と同じく第5段落を見ると、正解はです。

問6
第4段落の4行目を見ると、Probleme mit dem Lernen(学習に関する問題)と書かれているので、その部分を見れば、と分かります。

<第4段落>
レム睡眠とノンレム睡眠は別々に働く。レム睡眠は集中力のために特に重要である。一方、ノンレム睡眠期を通じて、新しく習ったことをしっかりと(fest)記憶に保存する(speichern: 蓄える、保存する)。それゆえ、軽い睡眠と深い睡眠のリズムが妨げられている(stören: ~を妨げる)人間はしばしば学習に関して問題を抱えている

<第6段落>
睡眠は新しい知識の脳での処理(Verarbeitung)のためにも、身体的な回復のためにも重要である。
sowohl A als auch B: AもBも(2つのものを列挙する)

問7
正解はです。常に、2種類の睡眠が学習や身体回復(=生活)に与える影響を述べていました。

まとめ

閲覧できるセンター時代のドイツ語に比べてレベルが上がっています(読解量の増加並べ替えの不要選択肢の追加など)が、英語のレベルの上がり具合に比べたらまだマシかもしれません
個人の感想ですが、解いた後で簡単に解説を作ることだけでも想像以上に大変でしたが、よい復習にもなりました。

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