12月13日に門が一斉解放されたため、利用する機会が出てくるであろう東大駒場キャンパス内にあるすべての門を一挙(著者の主観で)紹介していきます。
皆さんは固定観念にとらわれて正門ばかり利用するけど、他の門の方が断然魅力があります!
(注)資料画像については12/13前に撮影したものもあり、閉まっているように見えますが、現在は開いているためご安心ください。
駒場キャンパスには門が7(8)つある!?
東大駒場キャンパスには、上の地図のように工事中の門(通称:工事門←そのまんま)を含めて8つもの門があります(通過可能なものは7つ)。他の大学ではそこまでたくさんは門がないため、珍しい部類に入るかと思います。(東大本郷キャンパスにもたくさん門があります。)
参考までにそれぞれの門から近い駅を正門から時計回りに下の表に紹介しておきます。
門 | 駅 |
正門 | 駒場東大前(東大口)、池尻大橋、下北沢 |
坂下門 | 駒場東大前(西口)、下北沢 |
北門 | 代々木上原、東北沢 |
裏門 | 代々木公園、代々木八幡 |
炊事門 | 渋谷 |
梅林門 | 池尻大橋 |
各門の特徴
正門
一応、これが駒場キャンパスの正門という扱いにはなっていますが、周辺の店の少なさや道路の狭さ(幅が車1台分余り)を考えると、残念な感じになります(事業用車が狭い道を通って入構するのが面倒くさそうだし、他に幹線道路沿いの門もあるのに)。
坂下門
構内地図を見て察しの付く通りに、正門に役割を取られてしまった地味な門であります。坂下門を通って行きつくエリアがあまり利用しない建物ばかりという点もあり利用者は少なくなりますが、人気が少なく自然の多い通路を通るという都会ではあまり体験のできないことができます。
西門
門の外は住宅街、中はグラウンドという地味な佇まいですが、駒場2キャンパス(リサーチセンター)との行き来で最短ルートとなる出入り口です。研究室が駒場2(大人用)にあって、授業を駒場1(子供用)で行う、一部の方々にとっては生命線と言ってもよいような存在であると言えるでしょう。
北門
構内地図からも分かるように、門を入るとグラウンド同士の間を貫く通路を長々と通っていきますが、行きつく先は使わない建物が多いです。この門は「千里眼」に通い詰めるラーメン愛好家にとっては必要不可欠なものであると思われます。
裏門
門の金属光沢のごとく、幹線道路沿いの華やかな門です。はっきり言って、現裏門を正門にした方がよいとまで思うような状態です。天下の千代田線の駅から最も近い入り口でもあるし。食堂とかKOMCEE(新しい校舎)とか図書館とかが正門からよりも近いし。
筆者が褒めるほど秀逸な門・次期正門候補です。
工事門(開いていません)
こちらは(文字通り)開いていません。第一体育館よりも奥の丁字路を左に曲がったところに立っているパーテーションが一応「工事門」とやらです。ただ、仮に開いたとしても裏門(代々木公園)と炊事門(渋谷)という二大次期正門候補に役割を取られてしまうことは必至の地味な門ver.2です。
炊事門
こちらも食堂・図書館に近い門でかつ、渋谷寄りのため、次期正門候補としていい線にくるような門です。炊事門近くの一二郎池は、本郷の三四郎池のパクリオマージュです。
梅林門
この公園の入り口にある柵の見た目では学校の敷地内に入った気がしませんが、そんな門(?)も粋なものです。ここを出て踏切を渡ると商店街に出ます。
おまけ: (故・)矢内原門
学校の区画整理の都合上、今や石碑しか残っていませんが、構内地図で梅林門の上の方にある「矢内原門跡」と書かれている場所です。学生運動の時代の矢内原学長のエピソードによって名づけられました。現在、この周辺はベンチなどもある矢内原公園となっており、この石碑は公園の端の方にひっそりと佇んでいます。
まとめ
ここまで、7つ利用できる門に加えて、工事門、今は無き矢内原門をご紹介いたしましたが、あなたの推しの門は見つかったでしょうか?それぞれの門が、利用用途(近くの設備、最寄り駅)・門の材質や形状の違いを持っていて、詳しく調べるほど尚更気になる点が増えるような感じでした。